はなやのウェブたん BLOG

浦安 舞浜の花屋さん『ブルーメン舞浜』のウェブ担当になったわたくしウェブたんが、ホームページへの流入経路拡大のためウェブの大海に雑多な話題を投げ込んでいくブログです

陰謀論について

『9.11はアメリカ政府に仕組まれていた!』 

世の中には、陰謀論と呼ばれる物の見方が存在します。 
大事件の裏側にはそれを操る黒幕がいて、民衆が信じている事実とは全く違う真実が隠されている、という説です。 

 

例えば、「アポロ計画の月面着陸は捏造である」というもの。 
アポロ計画の月面着陸といえば 
「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」
の言葉で有名な人類史の大事件。 
月面にアメリカ国旗を立てている映像は誰しもが見たことがあるのではないでしょうか。 

しかしあれは、全くの捏造だったという驚愕の話。 
なんとハリウッドのスタッフがスタジオ内で撮影した特撮映像であるというのです。 

しかし、なぜそんなわざわざ手間をかけてニセの映像など捏造しなければならなかったのでしょうか? 

 

それは...ソビエト連邦との関係にありました。

当時 冷戦中だったソ連アメリカ。
そのどちらの味方につこうか見極めるため、世界中が緊張状態でした。

強い方の味方につきたいのは当然。国の浮沈にかかりますからね。

では何をもって強いと見るか?

それは当然 軍事力、すなわち科学技術力。

宇宙開発は科学の最高峰技術の集大成です。
ロケット技術はミサイル技術に応用がききますし、人工衛星技術が発達すれば偵察機なしで敵国をスパイできます。 
周辺国は宇宙開発のニュースで両国の軍事力を測っていたのです。

あっちの方がすげーロケット飛ばしてる!となれば世界の趨勢が変わるのです。

 ですから何としてでも宇宙開発レースに勝たないといけなかった。

しかし、宇宙開発において人類初の偉業はことごとくソ連に抑えられていました。 
ソ連は、人類初の人工衛星の打ち上げ(スプートニク一号)

人類初の有人飛行の成功(ガガーリン)などを成功させています。 


優秀な技術者も同盟国も、1位の国に集まります。

2位じゃダメなんです。 
なにか圧倒的なインパクトでソ連と世界をビビらせて、この加速する開発競争に終止符を打たなければ・・・

という背景があったため、アメリカは人類初の月面着陸をなんとしても成功させなければなりませんでした。

失敗すれば権威は失墜。

そこでアメリカ政府は、ハリウッドのスタッフを秘密裏に集め特撮技術を駆使し、あたかも月上で撮影しているような映像を撮ったのです。 

打ち上げてみて失敗するより、成功した映像を捏造する選択をしたのです。

 

スタジオで撮られた証拠として挙げられる主な主張が以下

① 真空で風があるはずのない月面で旗がはためいている。 
② 宇宙空間なのに星が映っていない。 
③ アームストロング船長が月面に最初の一歩を印そうと梯子を降りていく映像が、無人のはずの月面から捉えられているのはなぜか。 
④ 月面の宇宙飛行士の動きを倍速にして見ると、地球での人間とまったく変わらない動きになる。 

と、あの有名な写真や映像には、月面で撮影されたにしてはおかしな点が、上記以外にも様々。 
これは、地球上のスタジオで作られたのでもなければ、説明がつかないのではないでしょうか・・・

・・・というのが『アポロ計画捏造説』です。 

 

どうでしょう。 
確かに筋が通っているような気がしませんか? 
本当にアポロ計画は捏造だったのかも

俺は真実を知った!と思った方もいるではないでしょうか...

 

結論から言うと、陰謀論者の主張のほとんどは論破されています。 
と、いうより論ずるに値しません。 

 

ポールを地面に突き刺した慣性で旗ははためきますし、
月面の明るさに露光を合わせれば星の光は映りません。
最初の一歩の映像は、その歴史的瞬間を映すために梯子に装備されていたカメラが撮影したものです。 
月の重力を考えると物体の落下速度は地球上の2.44倍なので、倍速にすれば地球上の動きと同じように見えるのは当然。 

捏造論そのものの反論として、 NASAの職員やハリウッドのスタッフなど、「捏造」に携わった関係者はかなり多くいるでしょうが 、その全てに口封じを命じ、現在に至るまでそれを忠実に守り続けることは可能でしょうか? 
また、その口封じのための予算は? 
持ち帰った月の石は実在しているが、これはどこから持ってきたのか? 
のちに月面探査機がアポロ計画の痕跡(足跡やロケットの台座)を撮影しているが、これはいつ置いたのか? 

などなど、反証がいくらでも出てきます。

 

陰謀論は「真実を知った!」という快感と優越感で信用したくなりますが、
その論拠のほとんどが、都合のいい部分だけピックアップされているものや、 
素人の思い付きで専門家の検証がされていないものです。 

真実だったことが明らかにされた陰謀論もありますが、まずは眉唾で聞いておくのが無難です。 


でも、信憑性は置いておくとして、物語としては面白いもの。 

色々な陰謀説にはロマンもある。

信じるか信じないかは、あなた次第です!